カラオケの2時間は、あっという間に過ぎていきました。
カラオケ店でも、2人で飲みながら歌っていたので、結構いい感じにでき上がっていました。
このままキスして、ホテルに誘いたいという衝動に駆られました。
でも、真剣に夏美さんを大切にしたいと思う気持ちが勝りました。
だから、夏美さんを途中まで送って、それぞれ帰途に着きました。

 

帰宅して、今日1日のことを回想していると、LINEにメッセージが入りました。
夏美さんです。
「今日は本当に楽しい時間をありがとうございました。年甲斐もなく、はしゃいでゴメンなさい。
実は私、長くつきあっていた男性からフラれて、心にぽっかり穴が空いたような生活が続いていました。
それで、気分転換に出会い系サイトに登録したんです。でも、こんなに包容力と優しさのある男性がいるとは思っていませんでした」

 

包容力と優しさ…。
ブサメンの俺が、こんな評価を受けていいのでしょうか?
「もしかして、夏美さんはブサイク専門?」

 

とにかく、もう俺を止めることは、誰にもできません!
すぐに、「直接伝えるべきですが、俺は夏美さんのことが大好きです。おつきあいしてください!」
LINEで告白しました。
携帯の画面に「既読」のサインが出るのを、ビクビクしながら待ちました。

 

そして、画面に「既読」が出ました。
夏美さんが、俺の告白を読んでしまいました。
失敗すれば、メル友には戻れないでしょう。
メル友のまま、幸せな時間を過ごせればよかったのかもしれません。
でも、メル友のままではガマンできなかったはずです。
また自問自答を繰り返していました。

 

モヤモヤした時間が5分ほど経ったころでした。
夏美さんからのメッセージが届きました。
「こちらこそ、よろしくお願いします」
とうとう…、とうとうメル友が彼女になってしまいました〜!