今日も残業で、日付が変わった後の帰宅です。
深夜残業代が出るわけではないし、かと言って、明日の休みは何の予定もありません。
「俺って、何のために生きてるんだろう?」と独り言をつぶやいてみても、当然ですが、誰も返事をしてくれません。
同性のメル友はいますが、女性のメル友は皆無で、女性のメル友の作り方すらしりません。
考えてみると、こんな生活が35年続いているわけです。
そうです、生まれてから今までの間、女性とまともに交際したことがないんです。

 

「もしかして俺、この女性とつきあっているのかも!」という時期はありました。
俺は30歳位の時でした。
数少ない友人から誘われて、キャバクラに行ったんです。
友人は好みの女性がいるらしく、俺には代わる代わる違う女性がついてくれたんです。
その中に1人がレナちゃんという20歳になったばかりの女性でした。

 

レナちゃんは俺を気に入ってくれたらしく、「別の席に呼ばれそう。もうちょっと、ここにいたいなぁ〜」と甘えてくるんです。
友人も、「指名してやれよ〜!」と言っています。
俺は、その指名というものをしてやったんです。
嬉しそうにしているレナちゃんは、俺のメルアドを聞いてきました。
そして、その場でメールを送ってくれたんです。
メル友がいなかった俺に、メル友募集をしていないのにメールしてくれたんです。

 

レナちゃんは時間まで、俺にたくさんの質問をしてくれました。
そして、俺の仕事や趣味のことを褒めてくれたんです。
とても楽しくて、夢のような時間を過ごしました。

 

翌日、午後4時ごろだったでしょうか、レナちゃんからメールがきました。
「昨日はごちそうさまでした。とっても楽しかったから、今度は一緒にご飯を食べに行きたいなっ!」
俺が気づかないうちに、恋が始まっていたようです。
初めて来た好きでもない客に、食事の誘いなんてするはずがありません。
レナちゃんが勇気を振り絞って、俺のことを誘ってくれたかと思うと、胸が張り裂けそうでした。

 

この出来事を友人に話してみました。
すると、「お前みたいな奴が、キャバクラのいいカモになるんだよ! それは営業メールっていって、誰にでも送るものなの!」
俺の恋が終わりを告げた瞬間でした。
「お前みたいなのは、出会い系サイトやっても騙されるタイプなんだろうな〜」
その時、出会い系サイトのことなんて、考える余裕がまったくないほど打ちひしがれていたのを覚えています。

 

 

自己紹介
名前:かつし
性別:男
年齢:35歳
職業:会社員
プロフ:専門学校を卒業後、コンピューター関連の会社に就職。
    男性社員が多く、女性も既婚者や彼氏持ちがほとんど。
    これまでに、女性とのちゃんとしたおつきあいはないと
    言ってもいいかもしれない。
    女性のメル友すらいない歴35年の人生
    まあ、身長は高くないし、確実にイケメンの部類には
    入らないので、一生独身もリアルに考える今日この頃。